昭和53年4月1日、剣道範士八段、居合道範士九段額田長先生の下に、我が国居合道の源流である抜刀術中興の祖、林崎甚助重信の教えである林崎抜刀術兵法夢想神傳重信流の会が結成されました。
結成式式典には 剣道居合道範士八段故千葉敏雄先生(現福原会長先師)ご令嬢の若子様兵庫県剣道連盟 佐藤会長、本荘副会長、剣道範士九段松本敏夫先生、杖道範士九段乙藤春雄先生、剣道範士八段(後に九段)鶴丸寿一先生、中尾先生、町田先生、大野先生、三浦先生、内田先生、臼杵先生、永塚先生、中西先生、相馬先生地元西宮から初代西宮市剣道連盟会長、兵庫県剣道連盟初代理事長小林丈太郎先生、奥田先生、寺坂先生、また他府県より山口県範士九段紙本栄一先生、青森県範士九段橋本正武先生、神奈川県妻木先生、岡山県山渋先生、東京都岡本先生、高知県野田先生、大阪府範士九段坂本吉郎先生、福田一男先生(後に九段)、山口先生、長嶋先生、安原先生、長澤先生、秋岡先生、和歌山県田中先生、その他県内外より多数の先生方にご臨席いただきました。
無形文化財前田勇先生の山鹿流出陣の法螺貝にて式が始まり粛々と又終始なごやかなうちに結成式が行われました。
当会の流派は林崎抜刀術兵法夢想神傳重信(しげのぶ)流が正式名ではありますが、現在では「夢想神伝重信(じゅうしん)流」と称しています。本流の心理・抜刀術大精神「袈裟の一太刀」=仮に大罪人に直面するとも、刀を抜くな抜かすな、斬るな斬らすな、殺すな殺されるな、話して懇切に説法し善人に導くべし、万一従わずして是非ともなれば詮方なく袈裟打ちかけて成仏せしめよ=に則り流意に添った正統真理・技法・心法を先師の教えに従い修錬しています。と清く心胆を錬り、身体を鍛えて平素の生活に用い、日々修業に努めています。